and books issuesのセットの中には、ワークシートも含まれています。今回は、その内容を少しだけご紹介します。
and books issuesでは、本を通してそのテーマに触れることはもちろん、そこから自分なりに考えたり、誰かと話したり、なにか行動を起こしてみることを大切にしています。
そこで、本3冊と一緒に2種類のワークシートをお送りします。
本を読みながら、本を読み終わってから、それぞれのタイミングでぜひワークシートを使ってみてください。
まず、1つ目は子ども向けのワークシートです。
内容は、子どもの権利に関連して自分の考えを言葉にしてみるワークシートとなっています。
例えば「あなたが安心するのはどんなとき?」という質問では、子どもの権利条約に書かれている「生きる権利」や「守られる権利」などと関連し、自分自身が安心して過ごすことができているかということを考え、どんなときに安心するかということを言葉にしてみることができるようになっています。
このワークシートは、お子さんの年齢や、気持ちに合わせて様々な使い方をしてほしいと考えており、「ワークシートの使い方」では
・誰かと一緒にやってもいいし、一人でやってもいいよ・質問への答えは文字で書いてもいいし、絵で描いても、お話してもいいよ・答えたくないものは答えなくてもいいよ
など、取り組む前に子どもたちに知っておいてほしいことを示しています。
自分の権利について知ること、考えてみること、誰かに伝えてみることなど、その子に合った“きっかけ”として使ってほしいと思っています。
2つ目は、大人向けのワークシートです。
大人向けのワークシートは、みなさんに子どもの頃の気持ちを思い出しながら、わくわく楽しみながら取り組んでもらいたいと考え、懐かしい"あの"形式を採用しました。
子どもの権利に触れるときに、かつて子どもだった自分に思いを馳せながら、色んな視点を行き来して考えていくことが大事だと思っています。
もしかすると、思い出すとちょっぴりドキッとした気持ちになる人もいるかもしれないこの形式なのですが、ワークシートに取り組むこと自体が100点満点!全員満点なので心配せずに楽しんでみてくださいね。
大人向けのワークシートでは、はじめに簡単な子どもの権利条約クイズを用意し、後半は自分の気付きや考えたことを書くという内容になっています。
子どもの権利については、ただ知るだけではなく、自分の生活と繋げてみて、思い悩みながらも考え続けることが大事だと思っています。
なので、ワークシートの中では本で得た気づきを整理するとともに、今モヤモヤしていることを言葉にしてみたり、今後やってみたいことを考えてみたりするなど、本と生活を繋げていくような問いを用意しています。
大人になると、こうやってあえて本の感想を言葉にしてみたり、問いに対して答えを考えて書いてみる機会ってなかなかないと思います。
ぜひ、子どもの頃の自分とも、今の大人の自分とも、そして周りの子どもや大人とたくさん対話をしながら記入してみてください。
そして、ワークシートの使い方の中では、大人向け、子ども向けそれぞれに、もやもやしたり困ったりしたときの相談先を載せています。
子どもの権利について考える中で、なんだかざわざわしたり、もやもやしたり、悲しくなったり、怒りが湧いたりすることもあるかもしれません。
そんなときは誰かに話してみてください。
ワークシートを子どもの権利についてより深く考えたり、誰かと話したりするきっかけに活用してみてくださいね。