
性別にとらわれない「好き」を贈る ― おもちゃとジェンダーの話
最近、おもちゃ売り場で「男の子用」「女の子用」といった表示が減ってきたと思いませんか?
世界では、子どもが“好き”を自由に選べる環境を整える動きが広がっています。今回は、その背景と、私たちがギフトを選ぶときにできることを考えてみました。
カリフォルニア州で始まった新しい取り組み
アメリカ・カリフォルニア州では、2021年10月に「性別の明記がないおもちゃ売り場の設置を義務付ける」という法律が採択され、2024年1月に施行されました。
これは、子ども向け商品のジェンダーバイアス(=性別による固定概念や偏見)をなくすことを目的としたものです。
たとえば、おもちゃ売り場で「女の子は人形」「男の子は車」というような分け方をしないことで、子どもが純粋に「遊びたいもの」を選びやすくなるようにする取り組みです。
数字が示す、まだ残る“見えない壁”
とはいえ、現状ではまだ「性別」を意識してしまう場面も少なくありません。
-
保護者の声
調査によると、24.5%の保護者が「性別を理由に子どもの欲しがった商品を買わなかったことがある」と回答。特に「おもちゃ(53.3%)」や「衣類(45.5%)」で多く見られました。 -
子どもの声
レゴ社が6〜14歳を対象に行った調査では、71%の男の子、42%の女の子が「異性向けのおもちゃで遊ぶとからかわれるかも」と心配していると答えています。
数字が示しているのは、「本当は好きなものがあっても、性別を意識することで選びにくい」という子どもたちの現実です。
子どもの“好き”を応援するギフト選び
私たち大人ができることのひとつは、性別にとらわれず、その子の“好き”に寄り添うことです。
特にギフトとなると「性別」や「年齢」で選びたくなるものですが、何気なく「男の子だから」「女の子だから」と選んだギフトが、子どもたちの中にあるジェンダーバイアスを強め、本当に選びたいものを選びづらくしてしまうこともあります。
たとえば──
-
「男の子だから青」「女の子だからピンク」ではなく、その子が好きな色を選ぶ
-
「女の子だから人形」「男の子だから車」ではなく、その子が夢中になれそうなテーマを選ぶ
-
みんなで楽しめる、絵本や知育おもちゃを選ぶ
こうした選び方は、子どもの可能性を広げる小さな後押しになるはずです。
ジェンダーを超えて「願い」で贈る
一方で、普段あまり関わりの少ない子どもへのギフトとなると、その子の好きな色やものを知らないことも多いですよね。
そんなときに頼りになるのが「soeru」です。
soeruは、玩具や絵本を贈り手が選ぶのではなく、受け取ったご家族が子どもの“好き”に合わせて絵本を選べるサービスです。
贈る側は「自分を大切に生きてほしい」「好きなものを突き詰めてほしい」といった、ジェンダーを問わない“願い”を選んで届けながら、受け取る側は“今のその子に合った1冊”を手に取れる。
soeruのギフトの仕組みには、子どもたちがのびのびと育つことを応援する想いが込められています。
まとめ
おもちゃや絵本は、子どもたちが世界を広げる入り口です。
「男の子だから」「女の子だから」という枠を外して、“その子らしい選択”を応援できる贈り物を選んでみませんか?
あなたが贈る小さなギフトが、子どもたちにとって「自分の好きに素直でいていいんだ」というメッセージになるかもしれません。
▼選べる4つの願いはこちらからチェック
https://soeru.gift/blogs/journal/aboutandbooks
▼soeruの詳細はこちらから
https://soeru.gift/